修理して長く使う、いらなくなったモノを工夫して使う、必要な人に使ってもらう。
「リユース<再利用>」の根底にあるもの、それは生活の基本である「衣・食・住」の工夫であり、誰もができるちょっとした身近な生きた知恵だと私たちは考えています。
We Love REUSE 運動は、そうした「モノを大切にする心」を育みながら行う環境活動です。
REUSE運動展開の背景
現在の日本ではエコカー買換え支援策(車齢13年超車両のスクラップ・インセンティブ制度)・家電のエコポイント制度に代表されるように、まだまだ十分に使えるものを捨てて景気回復という名のもとに新しい車両を購入させるという歪んだ消費文化が国策として勧められています。
本来、環境保全を考えるのであれば、車のL・C・A(ライフ・サイクル・アセスメント)を考慮して、現在使用中の愛着のある車を修理しながら最後まで使うということが本当のエコだと私どもは考えます。
また、モノを大切にする心はそのまま人を大切にする、思いやる気持ちに繋がると考えますが、それすらも否定した経済第一主義が世の中の正義として築かれている状況に疑問を感じています。
ノーベル平和賞を受賞したワンガリー・マータイさんは、「MOTTAINAI」という言葉と日本で出会ったと聞きます。「MOTTAINAI」には日本人の培ってきた『知恵』と『感謝の気持ち』が込められていると思います。この言葉によって日本は西洋とも東洋とも異なる独特の文化を築いてきた歴史があります。
そのひとつが「侘(わび)」であり「寂(さび)」ではないかと思います。
侘は、形容詞の「わびしい」から理解されるように「立派な状態に対する劣った状態」を意味し、本来は良い概念ではありませんでしたが「禅宗」や「茶の湯」に影響をうけ、当時の華美で高価な「唐物」に対して「風情」を味わうという文化を構築しました。
また、寂は時間の経過によって劣化した古びた様子に内側からにじみ出てくるような外装に関係しない美しさの趣を楽しみという感性です。
これは、まさに今回の「WE LOVE REUSE」運動につながるものだと考えられます。
そこから生まれる価値観は、「思い出が詰まった」であり、「世界にひとつしかない」という、まさに「かけがえのない」という相手を尊ぶ精神、レスペクトの精神につながる日常生活の中で最も必要な気持ちを育むのもだと考えています。






