現在、日本ではCO2削減問題解決のために中古車からエコカーへの乗り換えを推進する減税対策・補助金制度が行われています。(補助金制度はドイツ・アメリカでも実施)
確かにエコカーは走行中に排出されるCO2は少ないのですが、製造過程で排出されるCO2は一般ガソリン車に比べると多いのです。
よって、1台の車の走行距離が長ければ長いほどエコカーは環境に有効なのですが、生涯走行距離が3万kmの場合はLCA(※)は変わらないという結果が出ています。
つまり環境を目的に始められた政策も、良く見ればエコカーを販売する大手自動車メーカーの売上を助けているだけの偏ったものではないかと思われます。
※ライフサイクル・アセスメント(Lifecycle assessment)の略。製品を作る過程で、環境への影響がどれくらいなのか評価する方法。
図1は自動車メーカーが算出した生涯走行距離10万km(10年)におけるLCAの値、図2はそのデータから生涯走行距離3万kmに換算した場合の値です。
環境にやさしと言われるハイブリット車は"距離を走ってこそ価値がでる"クルマです。が、さらに既存ガソリン車を廃棄して、ハイブリット車への買換えをする場合には、環境的に大きな疑問を感じます。
現在のハイブリット車は補助金制度もあり、納期待ち数ヶ月という状態です。
製造時に普通ガソリン車の2倍近くのCO2を排出する車両をワザワザ購入する理由とは何なのでしょうか?
走行時におけるCO2排出量について

右グラフは上記LCA実施結果を基準とした既存車両(中古車)・ガソリン新車・ハイブリット新車の排出するCO2を走行距離に応じて累積したものです。
走行中の中古車の燃費が設定値から下がったとしても、相当の距離数までは新規製造時を含めたハーブリット車の排出するトータルCO2の量は決して環境性が高いとは思われません。
■中古車は、なぜ「エコロジー」?
先に述べたように、自動車は排気ガスだけでなく、実は製造段階でも多くのCO2を排出します。新車を買うということは、新たな自動車を造ることでCO2を排出するため、走行する前から環境に負担をかけています。
これに対し中古車を選べば、新たに車を作る必要がないので、製造時に発生する環境負担がないのです。








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